バレンタイン・プレゼント
確かに、大きな板チョコは、チョコにしては高価だけれど、総合的に見ると高い物じゃなかった。
でも私はとても嬉しくて、チョコを握りしめながら、思わず涙ぐんでしまった。
「ごめん!泣かすつもりはなかった。・・・やっぱり止めときゃ良かった」
「違うんです!これ・・・・・お父さんが、いつもこういう、大きなチョコをクリスマスイブの晩に、枕元に置いたクリスマスの靴下に入れておいてくれてて。お父さん、いつも仕事で忙しかったから、せめてこれくらいはしてあげたいって・・・そのこと、思い出しちゃって・・・ごめんなさい、泣いちゃったりして。如月さん、どうもありがとう、ございます。すごく、嬉し・・」
必死に泣き止もうとしている私を、如月さんがそっと抱きしめてくれた。
でも私はとても嬉しくて、チョコを握りしめながら、思わず涙ぐんでしまった。
「ごめん!泣かすつもりはなかった。・・・やっぱり止めときゃ良かった」
「違うんです!これ・・・・・お父さんが、いつもこういう、大きなチョコをクリスマスイブの晩に、枕元に置いたクリスマスの靴下に入れておいてくれてて。お父さん、いつも仕事で忙しかったから、せめてこれくらいはしてあげたいって・・・そのこと、思い出しちゃって・・・ごめんなさい、泣いちゃったりして。如月さん、どうもありがとう、ございます。すごく、嬉し・・」
必死に泣き止もうとしている私を、如月さんがそっと抱きしめてくれた。