バレンタイン・プレゼント
「私もあずま興産に勤めてるんです」
「あぁそうか。それで俺の名前知ってたんだ」
「はい」
「で、君の名前は?」
「あっ!失礼しました。霧野、です。総務部の庶務課に勤めています」
「あぁそう。今日は帰りが遅いんじゃないのか?」
「書類整理に手間取ってしまった結果、残業になってしまいました。如月さんはいつもこれくらいのお時間に帰ってるんですか?」
「たまにかな。定時に帰ることもあるし、もっと遅くなることもあるよ。今日は顧客と会食の予定だったんだが、急遽キャンセルになってね。普段は俺、車で通勤してるんだけど、そういうわけで地下鉄に乗ってるんだ」
「そうでしたか」
「霧野さんはいつもこの地下鉄の線で通勤してるの?」
「はい。私、神楽坂(かぐらざか)に住んでるので」と私が言うと、如月さんは「えっ」と驚きの声を上げた。
「あぁそうか。それで俺の名前知ってたんだ」
「はい」
「で、君の名前は?」
「あっ!失礼しました。霧野、です。総務部の庶務課に勤めています」
「あぁそう。今日は帰りが遅いんじゃないのか?」
「書類整理に手間取ってしまった結果、残業になってしまいました。如月さんはいつもこれくらいのお時間に帰ってるんですか?」
「たまにかな。定時に帰ることもあるし、もっと遅くなることもあるよ。今日は顧客と会食の予定だったんだが、急遽キャンセルになってね。普段は俺、車で通勤してるんだけど、そういうわけで地下鉄に乗ってるんだ」
「そうでしたか」
「霧野さんはいつもこの地下鉄の線で通勤してるの?」
「はい。私、神楽坂(かぐらざか)に住んでるので」と私が言うと、如月さんは「えっ」と驚きの声を上げた。