バレンタイン・プレゼント
え?まさか・・・。

背中に感じる雰囲気から、ふり向かなくても誰が来たのか分かった。

でも・・まだ出張中のはず・・・。

私は、鍵探しをひとまず止めた。
そして思いきって――本当は恐る恐るといった感じで――後ろをふり向いた。

私が「感じた」とおり、そこには如月さんが立っていた。

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