バレンタイン・プレゼント
会えて嬉しい。触れて疲れを取ってあげたい。
でも悲しい。行かなきゃ。彼から離れなきゃ。
あぁ、私・・・泣きそうだ。
結局、如月さんが私の方に近づいた。
私はただ、息を詰めてバッグをギュッと握りしめながら、彼が近づいてくるのを待つことしかできなかった。
背の高い如月さんが、私を見た。
そして私は、如月さんを見上げた。
如月さんが後ろに隠し持っていた、一輪の赤い薔薇を、私にスッと差し出した。
でも悲しい。行かなきゃ。彼から離れなきゃ。
あぁ、私・・・泣きそうだ。
結局、如月さんが私の方に近づいた。
私はただ、息を詰めてバッグをギュッと握りしめながら、彼が近づいてくるのを待つことしかできなかった。
背の高い如月さんが、私を見た。
そして私は、如月さんを見上げた。
如月さんが後ろに隠し持っていた、一輪の赤い薔薇を、私にスッと差し出した。