お兄ちゃんに恋をした
【優sida】

「優ー早く起きなさい」
「はーい」

ああ、そうだった今日は母さんの再婚相手の家に引っ越す日だった。

「優、妹できるんでしょ!たまには髪くらいセットしなさいよー!」
「わかったー」

俺は普段髪をセットしない。学校では優等生ってやつ。優だけに…(笑)
髪をセットし、車に乗った。

「優、着いたわよ」

ん…やべ寝てしまった。

「桜子さん、待ってたよ!優くんもおはよう!」
「おはようございます」
「あら、隆司さん、今日決まってるね」
「え、まぁ気合い入れてみたよ//」

朝から早速イチャイチャする今日から夫婦の二人。

「佳奈ー」
「はーい」

これが妹になる佳奈の声か。
すると階段から降りてきた。

「おはようございます」
「佳奈ちゃんこれから宜しくね……!」

へーなんか子供みたい。でも小さくて可愛い。って

「優も挨拶しなさい。ほら」
「よろしく」
「はい!」

佳奈が部屋を案内してくれた。

やっと一人だ。さすがに女がいれば気が狂う。
この本棚なんだろ。全ての本が ''アカ''という作者のマンガだった。
へー結構面白い。絵も上手いし、ストーリー性もいい。
ん…ギーギーと音がすることに気がついた。
すると、本棚の脚が折れた。

ドッドン!!!!

「いってーー」

急すぎて分かんないが、多分俺は本棚の下敷きになっている。

「、丈夫!?」

佳奈の声が聞こえた。

「なんだよ、この本の数」

佳奈は焦って、本棚を片付けてくれた。
もう使いもんになんないなこの本棚。てか入れすぎなんだよ。

「あー痛かったな」

そう言って俺は、ベットに寝そべった。
必死に謝っている佳奈。

「ちょっとこっち来て」

すると、佳奈は近づいてきた。
こいつバカなのか?男と二人きりだぞ。
分かっていて、近づいてきているのかと思った。
近づいてきた佳奈に俺はキスをした。挨拶のキス。
佳奈はやめてと言って俺を突き飛ばした。
高校一年生には刺激が強かったかな?
でもこいつおもしれぇ…

「佳奈ちゃん、いや妹。これからよ・ろ・し・く」

耳にささやいて頬にキスをした。
俺何してんだ。挨拶のキスだし、まぁいいよな。

何事もなかったかのように、1日を過ごした。
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