お兄ちゃんに恋をした

~夢~ 【佳奈sida】

「佳奈、俺お前のこと好きだ。」
「だめだよ。兄妹なんだから」
「静かに。」

ちゅ





はっ。
夢だったみたい。びっくりした。
優くんがあんなこと言うはずない。
あれ、私ベットで寝ている。
時刻は午前3:00。こんな時間に起き…
え、優くんが寝てる…私の部屋で!?なんで。

「ねえー、起きて」

話しかけても、優くんは起きなかった。
恐る恐るベットから出て、毛布をかけてあげた。

あ、マンガ…そのままにしてた。
見られてたらどうしよう…恥ずかしい…
私がマンガを描いているのは、お父さんしか知らない。
だから、クラスの皆が私の描いた本を読んでくれると、とてつもなく嬉しい。

今日は休日だ。編集者の人に持っていかないと。
急いで、残りの原稿を仕上げた。

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