ぶっ壊れるほど愛してる
超絶苦手
「え、まじ!?」
「いや、まじだから」
午後13時。
ちょっと遅めのランチを取りながら同期兼親友のナオに別れた報告をしていた。
「え、でもそれって浮気ってことだよね?」
ナオは信じられないとでも言うように目を見開く。
「まー浮気といえば浮気なんかな。
振られたしね」
あたし、櫻野 華は昨日の出来事を他人事のように話す。
「華はそれでいいの?」
ナオは食いつく。
「いいも何も振られたからどーにも出来ないしね。
あ、この海老フライうまい」
「失恋より海老フライかい」
ナオは苦笑しながらこの話は終わったように思えたのだが…。
「なんだ?ウォンバットは失恋でもしたのか?」
当たり前かのようにあたしの席の隣に座り当たり前かのように話に割言ってきた奴がいた。
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