ぶっ壊れるほど愛してる


大浴場から出たところに浴衣姿の色男二人…。



はぁ…うっとり…

じゃねーーーーーーわ!!!!



「お待たせしました〜、ささっ、やりましょやりましょ」
はち切れんばかりの笑みを浮かべるナオ。


「俺、カラオケってあんまり得意じゃなくてさ…卓球でもいいかな?」
貝塚くんは心底申し訳なさそうな顔をする。


「俺はなんでもいいよ?」
MUTEKIスマイルを継続する蓮。


「せっかく4人でやるし、ペアでやりましょ」
ナオは本当に嬉しそう。
ペアとか修学旅行かよ。
ノリがもう10代とかそのレベル。


「どうやってペア組む?」
貝塚くんも乗り気だ。


「そこは二人が気を使って俺と華で組ませてくれると嬉しいな?」
更にMUTEKIなスマイル。


「あ、じゃあ賭けとして華と蓮さんチームが勝ったら華は蓮さんの部屋泊まったら?」

「は?」

「私と貝塚くんが勝ったら華が貝塚くんの部屋泊まりなよ」

「はぁ!?」

えちょっと待ってよ。
何その賭け。
クソつまんなくね?


「華」
隣に立つ蓮。


「負けられないよな?」
MUTEKIスマイルでこちらを見る。


れっ…蓮さん…。


あなたの持つ…らっ!!!!

ラケットが折れてらっしゃるるるるーーーー!!!!
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