ぶっ壊れるほど愛してる


とりあえずこの横の横に座ってる男の頭のおかしさは今に始まったことじゃないし気にしないように…


って


ヒィィイ!!!


隣の席に移動してきた。



「華」

「何」

「なんかさ華俺に照れてるみたいだけど俺ちゃんと真剣だから。華が思うよりずっと。」

いや、お前怖ーよ。
ほんといい病院紹介したいまじで。


てか真剣って何に対してだよ。


「華はさ、俺のこと、あー金持ちのボンボンに捕まえられて玉の輿に乗れるラッキーしかも超イケメンで頭も切れるサイコーくらいの気待ちで俺と居ろよ」

「いや自分のことそこまで棚に上げるのもどうかと思われますけど…しかも頭が切れるじゃなくて頭のネジどっかでゆるんだのまちがいでは…」

かなーりオブラートに包んで指摘してあげると…。


「俺お前みたいに口の悪い奴初めてだわ」
と言われた。

「あたしもあんたみたいな頭のおかしい男と話すの初めてだわ」
と返してやった。


「まあとりあえず、これからよろしくな華」

勝手に話を終えた脳内お花畑がお会計払っていつの間にか呼んでたタクシーにあたしを押し込めて鳥肌飲み会は幕を閉じた。


え、まじなんだったんだろ。


貝塚くんのこと、話してすっきりするはずだったのになんかこう逆にモヤッとしたかも…。
< 11 / 187 >

この作品をシェア

pagetop