ぶっ壊れるほど愛してる
「さ、ホテルに戻るわよ」
「はい!?」
「なによ?なんか文句あんの?」
「えぇえ!?
なっ、無いですけど…いや、お題は!?」
「今終わったじゃない」
「え終わった!?いま!?
なんかあった!?」
コイツどこまですっとぼけるつもりなのかしら。
「今私、真実の告白したじゃない」
「え。
あいつが好きってこと?」
「そう、さ、行くわよ」
華の腕をつかみズンズン砂浜を歩く。
たまには恋愛事情を人に話すのも悪くない。
なんか…気持ちがスッキリした気がする。
「それとこれからはクールなナオさんじゃなくて普通の私でいくから」
「は!?え?」
意味が分かってない華。
もう、これからは面倒見のいいお姉さんじゃなくて言いたいこと言う私になろう。
なんだかスッキリして私達は夕日が沈み掛けている砂浜を歩いていった。