ぶっ壊れるほど愛してる
形からやっていきましょ
「華〜おつかれー
下のエントランスで待ってるから」
爽やかに手を振り、オフィスを出ていくナオ。
何人かの男社員がそんなナオをうっとり見つめる。
12月終わり。
倒れるんじゃないかってくらい、忙しくなった仕事。
それも落ち着き、今日が仕事納めだった。
仕事終わりに社内の来れる人だけで忘年会を行う。
忘年会の前に先にナオと一杯ひっかけようと言うことになった。
早く仕事終わらせよ。
ナオとはあの旅行以来、更に中が深まったような気がする?…。
いや、むしろナオの突然変異についていけないあたしがいた。
結局あの旅行の帰りは、蓮車でみんな送ってもらったんだっけ。
あの時の車内カオスだったな…。