ぶっ壊れるほど愛してる


年内最後の仕事を終え、オフィスを出てナオの所に向かった。



「お待たせナオ」


「いいわよーんじゃ行きましょ」



あたし達は定番の沖縄風居酒屋へ向かった。




「にしても、まだあの社員旅行のお題終わってなくて帰ってきてない人いるなんて可哀想よね〜

年越しちゃうじゃない」

泡盛を飲みながらナオは言う。



そう、実はまだあのお題の任務を遂行してない人は帰って来れてないのだ。



今頃どーしてんのかな…大丈夫かな。



「それはそうと華

あんた年越しどーするの」


「どーするって何が?」


ギロりとあたしを睨みつけるナオ。



「決まってんじゃない、どう過ごすか聞いてんのよ」


「どう過ごすって…普通に家にいるよ…

あーでも実家にも少し顔出そうかな〜」


まだ年末年始の予定なんて決めてなかったあたし。



「お前…ナメてんのか…?」

やばいくらい怖い顔のナオさんがいた。


突然変異。
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