ぶっ壊れるほど愛してる


「いいか?

年末年始のカウントダウンと言ったら恋人達のオアシス!!

それを何も決まってない〜、あー実家帰ろっかな?てへっ
じゃねーだろうよ!!!

そこはいちゃこらしながら年越して
普段仕事で会えない分、二人の時間を休みのそこで満喫すんだろがよ!!!」


すんげー力説しだすヤカラ。
あ、間違えたナオ。


「あ…あの…てへなんてあたし言ってないし…

てかあいつといちゃこらとか…」


「あぁあん?

テメェ、そんなこと言ってろよ?
今はしおらしく身を引いてる私でもモタモタしてる女いたら奪い取るかんな」


「ひぃっ!!

いや、欲しいならどうぞ貰ってください!!!」



「私が求めてんのはそんなんじゃねー!!!

お前なめてんのか!?

この私が応援してやってんだからお前そこは頑張りますっ!!だろうがよ!」



こ、こいつだれだよーーーーー!!!!
怖すぎる…。


そう…。


旅行が終わってからのナオはたかが外れたようにキャラが壊れ、この様に。



私が身を引いてんだからお前分かるよな?
みたいなニュアンスを伝えてくるようになった。



毎回ナオは応援してるとか言ってるけどもはやあたしからしたら脅しにしか感じられない。


怖すぎる。


ナオの性格知らない人だったら泣いて逃げるレベル。
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