ぶっ壊れるほど愛してる
年はいくつだっけな…40とか?
見た目は知的でクールな感じで細いフレームの眼鏡が良く似合う大人の男性。
たまに女性社員が騒いでいる時がある。
「美味しく頂いてます」
にっこり笑うナオ。
「佐藤は年末年始は実家に帰ったりするのか?」
なんの探りだか分からないが課長はナオの予定を把握したいらしい。
「どうでしょう…。
娘(あたし)の世話(監視)で忙しくて今年は実家には帰れないかも知れないですね」
ナオは時たまこちらを睨みつけるかのような視線を投げかける。
言葉の節々に棘を感じます…。
「佐藤、娘居たのか?」
「えぇ、娘というよりは犬?もはやペット?でも性別は一応雌なので娘と呼んでいます」
お、おい!!
あたしゃ犬かいっ!!!!
しかも一応雌ってなんやねん!
「ははっ。
相変わらず佐藤は面白いな」
課長…あなた笑うツボ間違えてますよ。