ぶっ壊れるほど愛してる
「課長こそいつも面白くて私も笑わせて貰ってますよ」
綺麗な微笑みを投げるナオ。
お前さっき、お酌とかも無理つってたのにさっそくお世辞かーい!!
「佐藤には叶わないな」
ははっ。とか言って頭の後ろを掻く課長。
あたしは何を見せけつけられてんだ…。
痒い…痒すぎる…。
「華、何見てるのかな?」
突然背後から声が降ってきた。
こっ…この声は!!!!!
勝手にあたしの反対どなりの席に座ってきた男。
出たーー!!!白百合蓮!!!!
「白百合次期社長お疲れ様です」
さっきまでのデレデレ顔を引き締め挨拶する課長。
「蓮さん〜待ってましたよー」
課長の事なんか無いものでも扱うようになったナオ。
「年末だからみんなに挨拶も兼ねて今席を回ってるんです。
良ければ僕もここで少し飲みたいな
ところで華?
何見てたの?」
猫かぶり野郎が話しかけてくる。
一人称が僕になってるキモすぎ!!!
てかあたしが何を見てたのか!?
何でそんなに気になんの!?
二回も聞いてきてるよね?