ぶっ壊れるほど愛してる


「これがどーしたら浮気になんだよ」
溜息をつくあたし。



傍から見れば蓮はニコニコして小声で話しているし、こんな会話をしてるなんて思いもしないだろう。



「僕以外の男を視界に入れるなんて浮気に近いんじゃない?」


「あんたのキチガイを貫いた考えにはついていけないわほんと」


そしてこいつのこの喋り方もきもすぎて鳥肌立つし!!


ゴンっ…。



いってええええええ!!!



横から何かがあたしの頭目掛けて飛んできた。


なに!?
何が飛んできたの!?




下に落ちたものを見ると…え!?氷!?



何!?


とキョロキョロしているとやばいくらい殺気立ったナオがこちらを見ている。



課長が話しかけているのにシカトして。






お前分かってるよな?
さっきの居酒屋での話。



ナオの目はそう言ってるような気がした…。


やばいあたし、洗脳されてる!!!!

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