ぶっ壊れるほど愛してる
「やっと何の邪魔も入らず華と二人っきりの時間を過ごせるな」
家に着いたあたし達は酒を飲み直していた。
明日から会社もないし、多少寝坊したって構わないからだ。
なんなら今日は飲むつもりでいたし、二次会行けないなら家で飲みたいとあたしが言ったのだ。
「なんかその言い方キモイ」
「華、お前のその意地っ張りなところは時に人を傷付けるよな」
…………。
はっ!!!!
このままじゃダメじゃないかあたし!!!
ナオに脅されてるんだった!!!
しっかりしろ自分!
気合を入れる為に自分の頬をパンっと叩く。
蓮がやばいものでも見るかのようにあたしのことを見ていた。