ぶっ壊れるほど愛してる


「だって…蓮と過ごしたいじゃん?やっぱり…」


やりきったーーーーあたしーーー!!!
神対応だよ!あたし!!!
偉すぎる!!!!


怒りを堪えてイチャコラ作戦を実行した自分を褒めたたえた。



「良かった…俺…」


蓮は体を離しあたしと向き合う。


その顔はお酒のせいなのか、ほんのり赤く見える。





「華が素直になってくれて…」




そう独り言を言うとあたしにキスを落とした。





甘い…ゲロ甘…。



蓮とは会話のキャッチボールこそ困難だが、一緒に暮らすうちに蓮の意外な一面を最近は見てきて。




たまにこういう甘い時間があることも知った。





もっと、もっとあたしが甘い言葉を吐けばあんたはあたしにどんな態度とるの?




あたしの中で蓮に対する何かが変わったような気もするけど…。





まあ最初の出会いこそ最悪だったからプラスに、変わっていってるだけだろ…。




キスをしながらそんなことを考えてた。




でも、形からやっていっても悪くない。




そんなこと思った年末でした。
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