ぶっ壊れるほど愛してる
カウントダウンとその後
「華、そっちの荷物重いから俺が持つよ」
「え、いいよこれくらい自分で持てるし…」
「華はそんなに俺が好きなのか…」
「あー、はい、んじゃこれとこれよろしく」
ただ今、絶賛年末掃除中です。
掃除と言っても蓮の家はとっても綺麗で…、散らかってるのはあたしのものばかり。
あたしの所有物なんて少ないはずなのに何故こんなに汚れるのか不思議…。
どこか出かけるか?と言った蓮に、今日は掃除すると言ったら、じゃあハウスキーパーに頼むかとか言い出した蓮。
あたしの物を片付けるのにわざわざお金かけてそんなこと出来ないと思い慌てて止めたが…。
さっきから全然片付けが進まないっっっ!!
むしろ1人でやった方が早く終わるんじゃないかってくらい、蓮は邪魔してくる。
本人は手伝っているつもりなんだろうけど…、いちいち無駄口挟んでくるから気が散って全く進んでないのだ。