ぶっ壊れるほど愛してる


「おはよー華」

「お…おはよ〜ナオ」

「すごいクマ!どうしたの?」

「ははっ…」

まさか準備してた途中で気になってた映画がやり出して見終わったら朝だったなんて言えない。


いつも夏休みの宿題とかこうゆう準備とか後回しにして結果寝不足で準備をすると言う懲りない女です。



「あれ?華と佐藤さん」
キャリーケースを持ち爽やかにあたし達の前に現れた貝塚くん。


「おはよ貝塚くん!もしかして…」
ナオは今年一ってくらいとびきりの笑顔を見せる。


「社員旅行のメンバーに選ばれてさ〜…徹夜で準備しちゃったよ。華と佐藤さんも行くの?」
貝塚くんは喜々とした顔で聞いてくる。



「そーなのよー!私達も社員旅行のメンバーなの。ね?華」
なんか顔がすげー嬉しそうなナオ。


「うん」
寝不足でげんなりしてるあたし。


「にしてもさすが貝塚くんね。期待を裏切らないわ〜」
独り言を言うナオに貝塚くんは意味が分からないと言う顔をしている。
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