くるみさんの不運な一日

16:35『休憩室』

ひんやりとする。


特に目の辺り。

凄く気持ちがよくて、体の力が抜けていく。


さっきまでの暑さが嘘だったみたいに、全身を冷たい風が包んでくれて、掻いてた汗も全部引いたから、体のベタつきも――。


「はわっ」

瞼を開いたはずなのに、目の前が真っ暗でびっくりしたあたしの口から、何だかよく分からない音のような声が出た。


でも目が見えなくなったのかって焦ったのは一瞬で、


「……『はわっ』て……」
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