くるみさんの不運な一日
23:30『腕の中』
突然の事態に、思考が止まったのは一瞬だけで。
「ちょっとあんた何してんのよ!!」
すぐに我に返ったあたしは、抱き締める腕から逃れようと腕を突っ張った。
だけど男の力に勝てる訳もなく、がっしりとあたしを抱き締める腕からは脱出出来なかった。
正直、抱き締めてるってより、押さえ込んでるって感じ。
天川智明は力ずくで、あたしを腕の中に納めてる。
それでも。
「俺に惚れた?」
「ちょっとあんた何してんのよ!!」
すぐに我に返ったあたしは、抱き締める腕から逃れようと腕を突っ張った。
だけど男の力に勝てる訳もなく、がっしりとあたしを抱き締める腕からは脱出出来なかった。
正直、抱き締めてるってより、押さえ込んでるって感じ。
天川智明は力ずくで、あたしを腕の中に納めてる。
それでも。
「俺に惚れた?」