くるみさんの不運な一日
「だ、だからそれはもういい!」

「何で? 愛情たっぷりだろ?」

「で、でも恥ずかしいし、照れ臭い!」

「あぁ、それなら」

「うん?」

「くるみ、好きだよ」


囁かれる甘い声に、照れ臭さから逸らした視線の先。


――時計は0時を回っていた。




【くるみさんの不運な一日】
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