くるみさんの不運な一日
「え? マジで?」
「マジで!」
「珍しいじゃん」
「珍しいって事もない! 別に毎回男の携帯チェックしてる訳じゃないし!」
「でもあんた、ロック掛かってる彼氏の携帯のロック解除までした女だし」
「あ、あれは――」
「彼氏が寝てる間にトイレに籠もってずっと暗証番号解いてた女じゃん」
「か、過去の話やめてよね!」
「しかも、ロック解いたら女の番号いっぱいあって、でもロック解除してまで見たって言えないから黙ってるしかなくて、悶々としてたバカな女じゃん」
「で、でも言ったし! 最終的には言ったし! 浮気してんじゃないのってちゃんと言ったし!」
「マジで!」
「珍しいじゃん」
「珍しいって事もない! 別に毎回男の携帯チェックしてる訳じゃないし!」
「でもあんた、ロック掛かってる彼氏の携帯のロック解除までした女だし」
「あ、あれは――」
「彼氏が寝てる間にトイレに籠もってずっと暗証番号解いてた女じゃん」
「か、過去の話やめてよね!」
「しかも、ロック解いたら女の番号いっぱいあって、でもロック解除してまで見たって言えないから黙ってるしかなくて、悶々としてたバカな女じゃん」
「で、でも言ったし! 最終的には言ったし! 浮気してんじゃないのってちゃんと言ったし!」