くるみさんの不運な一日
ダメ!
絶対にダメ!
思い出しただけでキュンって疼いちゃうくらいの、何とも言えないあの手付きを思い出しちゃダメ!!
女がいる。
あの男には女がいる。
女がいるのにあたしを抱いちゃうような最低男。
そうだ。
そういう男だ。
仮令顔が好みでも、めちゃくちゃセックスが上手くても、あの男は最低最悪、酷い男だって事を忘れちゃいけない。
「……よし!」
気合いを入れて経理課に向かうあたしの足取りは、思考とは裏腹に少しフワフワとしていた。
絶対にダメ!
思い出しただけでキュンって疼いちゃうくらいの、何とも言えないあの手付きを思い出しちゃダメ!!
女がいる。
あの男には女がいる。
女がいるのにあたしを抱いちゃうような最低男。
そうだ。
そういう男だ。
仮令顔が好みでも、めちゃくちゃセックスが上手くても、あの男は最低最悪、酷い男だって事を忘れちゃいけない。
「……よし!」
気合いを入れて経理課に向かうあたしの足取りは、思考とは裏腹に少しフワフワとしていた。