くるみさんの不運な一日
「そうかもねって、いるだろ」

「ですかね!」

天川智明は眉間に皺を寄せる。


「……印するから紙貸して」

「これですかね!?」

「……そうだな」

「ですよね!?」

「……」

「早く押してくれませんかね!?」

「……」

「あたしも忙しいんですけどね!」

「……はい」

「どうも、ありがとうございました!」
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