愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


覚悟を決めて真っ直ぐと海生を見る。








「察しておられると思いますが、私は〝ShinonOme〟の代々と続くこの歴史を未来へと繋いでいく義務があるのです。その為に彼が必要なんです。、、、どうしても。」


真剣な目をした私を嘲笑うかのように口角を上げる。









「有名だもんね?ファッションブランドである〝ShinonOme〟は、デザイナーとモデルを親族の中だけでって。それで家族が死んで誰も居なくなったから結婚をって、、、事だね。でも、それって現役モデルの中だったら誰でも良かったんじゃない?」

「顔とか体型とか、学力とか性格とか、、、そう言ったものは言い方が悪いかもしれませんが、どうにでも出来るでしょう、、?でも1つだけ努力やお金ではどうにもならない事があるんですよ、、。」




一呼吸して言葉を発する。














『身長ですよ。』



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