愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「、、まさか男女が同じ家に住んでいて、寧ろそれが目的なのにまだ、、、抱かれてないなんていわないよね、、?」
そんな彼に下を向いてしどろもどろに答える。
「寝室は一緒ですが、ベッドは別々ですし、、、発表会の準備の所為で徹夜続きで眠るタイミングも合いませんし、、、それに、、、っ、。」
自分で言っていて虚しくなった。
分かってる。
その原因は自分にあると言う事に。
女としての魅力が皆無なのだ。
昨日のが、、、いい証拠だ。
初めて一緒のベッドで眠ったが、手を出されなかった。
まるで子供をあやすように抱き締められるだけ。