愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
姿勢を正して頭を深く下げれば、頭を優しく撫でられた。
「あぁ、、、お前も早く寝ろよ。」
「はい。明日の新作発表で言う言葉を考えたらちゃんと早く寝ます。、、、おやすみなさい、仁さん。」
「おやすみ。」
彼は振り返らずに一言だけ言葉を発して、寝室へと消えて行った。
その姿が見えなくなるまで見送って、そっとカードキーと財布を手にして部屋を出る。
タクシーを捕まえ、携帯で調べたショップに向かう。
そこは可愛い下着が並ぶセレクトショップ。
「わぁ、、!可愛い。」
でもイマイチどういうのがいいかわからない。
すると後ろから店員の女性に声を掛けられた。
「いらっしゃいませ。こういうお店は初めてですか?」