愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
本番当日、早く目が覚めた。
朝も冷える中ベッドからそっと出ると既に隣に彼がの姿がないことに気づいた。
「、、、仁さん、、?」
リビングを見渡してもいない。
すると玄関が開く音が聞こえて、振り返る。
「眠れなかったのか?真澄。」
上下ランニングウェア、首にタオルをかけてうっすら汗を光らせ現れた。
「おはようございます。もしかして走りに行ってたんですか?こんな寒い日に?」
「寒い日だからだろ。身体動かしとかないとダメだろ。今日は運命の日だからな。」
ストレッチをしている彼にに、少しムッする。
「私にプレッシャー与えようとしてるでしょ。仁さんって意外と意地悪なんですね。」