愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
ステージに照明が照らされ、音楽も流れる。
そして司会の人間がショーの開始を告げ、幕にスポットライトが照らされ会場の視線が一気にそこへと集中する。
「あっ、、、あ、、、私、、、、っ!?」
ガタガタと震え、声を詰まらせ背後に後ずさると後ろから幕の後ろへ手を強く引かれ、あったかい体温に包まれる。
この温もりを私は知っている。
「、、、大丈夫だ。自信を持ってそこで見てればいい。あとは、、俺に任せておけ。」
身体が離れ大きな手が頭の上に乗せられ、幕の外へと彼が颯爽と出ていく。
その瞬間、会場は歓声に包まれ一気に会場の温度が上昇する。
「先生っ!次の服の準備ですよ!!」