愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~

目を細め優しい表情をする彼に大きく頷く。




「はいっ。私も負けてられませんから。変更して次はこれを!それから、、、!」

「仰せのままに、、、先生?」







またもや嫌味を言われたが、全然嫌じゃない。


その言葉に笑顔で返す。







「お任せ下さい、モデルさん。私が世界で1番輝かせてみせますからっ、、、!」


次々と衣装を変えてステージを往復する彼。


そしてとうとうショーもクライマックスを迎え、最後の服を着た彼が自信ありげに笑う。









「そこじゃなくて向こうから見ろよ。ちゃんと世界で1番輝いてるか、、、その目で見とけ。」


その言葉を聞いて、観客席に走る。







2人で試行錯誤して作り出した服。



それが今、形となって輝く。
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