愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
立つと丁度座っている仁と、ほぼほぼ同じ目線になった。
そっと仁の顔に触れてゆっくりと近づく。
静かに重なる2人の唇。
触れるだけのキスを長い間交わした。
「、、、そんな悲しそうな顔しないで、、。無理に抱いてくれようとしてるなら、私は大丈夫だから、、、ごめんね、、?」
そう言って離れようとすると、手首を強く握られてベッドに投げられる。
「何を勝手に解釈してんだ、、、お前に俺の気持ち何て分かるわけないんだよっ、、、!」
急に覆いかぶされ、激しいキスが降ってくる。
唇を割って無理矢理舌をねじ込んできた。
「んふぅっ、、、んんっ、、!」
その乱暴さが、今は有り難かった。
優しさ何て要らない。