愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
最愛の人の親だから、、、。
困っているのなら、
出来る範囲でなんとかしたい。
そう思うのは当然だと思う。
またデザイン画を描いていると、出掛ける格好をしている仁に声をかけられる。
「ちょっと出掛けてくる。」
「はい、分かりました。、、、いってらっしゃいませ。」
「、、、俺がいないからって食事は抜くなよ?ちゃんと食って太れ。、、、いいな。」
念を押され、真澄は苦笑いしながら頷く。
完全に子供扱いされている。
確かに仁がいないなら食事はしなくていいかなっと思っていただけに図星を突かれた。
少し疑った顔をしながら、仁は出て行った。