愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


覚悟を決めて、真っ直ぐと海生を見つめる。









「好きです。、、、仁さんが好き。仁さん以外だなんて考えられない。彼と別れたくないっ、、、。貴方は、私に言いましたよね?どうして仁を選んだかって。それは、彼に私のデザインした服を着てほしいと思ったから。彼との赤ちゃんが欲しいと本能がそう求めたからです、、、、。」








すると急に笑い出す。


「やっぱりいいね、真澄ちゃん。そっちの方がいいよ。ストレートで取り繕わない君が俺はいいと思う。」






ぱっと手を離された。


「俺ね、婚約者に裏切られた事があってトラウマなんだよ。そんとき支えてくれたのが仁で、あいつには、返しきれないほどの恩がある。君の事、本気で欲しいって思ったのは本当。でも俺を選んだら、君のこと幻滅するところだったかな、、、、。」

「あ、、、。」







海生はとても優しい顔をしていて、嬉しくなって笑みが溢れる。


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