愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
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次の日、目が覚めたのは昼。
気づけばベットの上だった。
ボンヤリした頭で今日の予定を確認する。
確か夕方からデザイナー同士の対談があった。
時計を確認し、それには間に合いそうでホッとした。
勿論、家には彼の姿がなくてため息。
昨日こそは、ショーでトリを飾った服を2人で意見を出し合って完成させた時のように、、新作の生地と出来たばかりデザインで仁に意見を求めて、楽しく語り合うつもりだったのに。
愛はなくても、最後は抱きしめられて眠りについていたのに昨日は途中で意識が遠のいた。
乱暴で力まかせな行為に、今までとても優しく抱いてくれていたんだと気付かされた。
一体なにが彼をそんなにさせたのか、いくら考えても分からない。
「、、何かあったのかな、、、。」
心配になって小さく呟いた。