愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


「、、、いいえ、会いたくない訳じゃないんです。寧ろ、元気にされているか心配ですし。仁さんが嫌じゃなければ是非。とりあえず、、、シャワーを浴びて来ます、、。」






いつまでのその暖かさに浸っていたいが、自らを奮い立たせ、そう伝えて立ち上がろうとすると抱えたまま立ち上がる彼。








「昨日は、、その、、無理させて悪い。洗ってやるから一緒に。」


まさかの発言に声を上げる。






「えっ、、!?やっ、、だ、だ、大丈夫ですっ、、、!!!!自分でシャワーくらい浴びれますからお気になさらないで下さいっ、、!!」

「、、、そんなに慌てなくても、何もしない。ただ、洗うだけだ。」







彼は聞く耳を持ってくれず、そのまま浴室に向かってしまう。

ほぼ裸同然だった私を、ゆっくりと浴室の椅子に座らせ温度を調節しながらゆっくりと肩にシャワーを当てる。

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