愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
そして今まで落書き程度にかいてきた自分のデザイン画のイメージ通りの彼。
彼がどうしても欲しい。
どんな手を使っても。
真っ直ぐに彼を見つめる。
あんなに冷たかった彼が輝いて見えた。
これが彼の天職だ。
モデルになるべくして生まれてきた。
一瞬目が合ったような気がしたが、直ぐに目を逸らされた。
これは長期戦になりそうだなと苦笑いした。
このショーで沢山刺激を貰った。
次々にイメージが浮かんで、楽しくて気づけば紙と鉛筆を取り出しデザイン画を描いていた。