愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
急に笑顔になって、優しく微笑まれた。
「いえ、こちらこそバタバタと押しかけてしまって申し訳ありませんでした。また、お邪魔させて下さい。いくぞ、、、真澄。」
そう言って真澄の手を引く。
「えっ、!?真澄ちゃんも帰っちゃうの?!久しぶりだからゆっくりしていってしょうだい?もしかして、、真澄ちゃんもこの後予定あったの?」
正直者の真澄は、わたわたと焦っている。
そんな姿にため息をついて代わりに答える。
「はい、、次のショーの打ち合わせが。なかなか時間が合わずに、急遽今日になってしまいまして、、、。」
この言葉を聞いて真澄は、戸惑いながらも話を合わせて来た。
「そ、そうなんですっ、、!こちらに向かっている間に急に決まってしまって、、本当にごめんなさい、美加子さん。」
「あら、こちらこそごめんね。なんだか急がせちゃって、、、また2人でいらっしゃい?」