愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「心配って、、俺がお前を裏切るってことか?俺のこと、、信用してないんだな、、、。俺は父親のような事は絶対にしないって言わなかったか?」
自分でも驚くくらい低い声に、信用されていない事へのショックの大きさがわかる。
自分の事は棚に上げて、酷い仕打ちだ。
確かにあの時、自分は浮気など絶対にしないと誓ったが真澄は何も言わなかった。
身体を重ねてから早4ヶ月。
毎日のような行為でも、身籠もらない真澄。
もうこれは完全にそうなる運命な気がした。
本当の家族にはなれない運命。
真澄の相手は他にいるのではないか、、?
いくら三世代長身の遺伝子が欲しくても、子供が出来なければ意味がない。
身体だけの関係。
こんな虚しい想いをするくらいなら、籍なんて入れなければ良かった。