愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「、、、まぁ、当然か。俺らはあくまでもそういう関係だったな。お互いの事に干渉しない。それなのに最近は少し踏み込み過ぎてたのかもしれない。もう、、、あいつの、、父親の償いは終わりでいいか、、?あとは〝ShinonOme〟の専属モデルとして償っていく。、、、悪いが少し距離を置かせてくれ。」
真澄の返事を聞かずに部屋を出ていく。
広いマンションに真澄を1人にすることに少し罪悪感があったが、顔を見たら、、、此処を出る事を躊躇してしまう気がした。
一度冷静になって、頭の中をクリアにしたかった。
自分は、これからどうしたいのか。
1人になって考えたい。
1人車を走らせ、行く宛のない場所を目指す。
先程まで助手席にあった温もりを感じながら。