愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
目が醒めると、白い天井。
繋がれた点滴。
、、、病院、、?
頭が働かない中でボンヤリと辺りを見渡す。
「あ、気がついた?今、先生呼ぶから。」
優しい声が聞こえて顔を向けると、そこにはマンションのオーナーの南。
「、、、すみませんっ、、!もしかして、、此処に運んでくださったんですか、、?ご、ご迷惑をお掛けしてしまってすみませんでした、、、。」
「部屋に上がろうと思ったら、エレベーターの中に東雲さんが倒れてるもんだから驚いたよ。一応、部屋を訪ねてご主人がいないか確かめたんだけど留守だったみたいだから、取り敢えず病院に運んだよ?」
やんわりと微笑む。
その笑顔にホッとする。