愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「はいっ、、!頑張ります!!」
声を掛けてくれた人に微笑む。
今日の天気予報は雪。
ちらちらと白い雪が降り始めて、手を伸ばす。
「、、、応援してくれてるの?お姉ちゃん。」
『雪乃』それは姉の名前。
雪のように白い肌に、美しい容姿にピッタリな名前だ思う。
嬉しくなってつい笑みが溢れる。
「しつこい上に気持ち悪い奴だな、あんた。」
忘れもしない、待ち続けた彼の声。
呆れ声な彼の声が心地よく響く。
「はい。そうなんですよ。」