愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
あとは私の気持ち次第。
お腹にそっと手を当てる。
貴方のパパの分まで、愛してる。
だから、、、貴方を片親にしてしまう私を許してほしい。
これも全部、彼をお金で買おうとした罰が下ったんだ。
止まらない涙を必死に拭って、彼を見る。
「、、、黙っていてすみませんでした。実は、仁さんが知らない方との赤ちゃんなんです。でも長身の方なのできっと長身の子が望めると思います。まだ、その方には妊娠の事を伝えていないんです。どうなるか分かりませんが、当初の計画通りに事が運んでいます。ですから、、、、もう大丈夫です、、、、。」
それを聞いて、酷く表情を歪める。
「、 、、大丈夫って事は俺はもう必要無いって、、そういう事か?」