愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「あの、順君、、?東雲です。」
「真澄?どうしたの?電話なんて雑誌の時以来だね。何かあったの?なんか、、、悩み事?」
突然の電話にも関わらず、優しい言葉をくれる。
「あのねっ、、今度の新作発表の会場を探してて、この前順君がいってた会場でしてみたいなって思って。順君なら管理されてる方の連絡先、知ってるかなって思ってね?」
「〝ShinonOme〟の新作発表をあの会場で?それは少し狭いんじゃないかな。」
「せ、狭くていいのっ、、!今回のショーはライトとかセットとかにこだわりたくて!!!、、、どうにかならないかな、、、?」
「うん?勿論、あそこのオーナーとは知り合いだからあの〝ShinonOme〟の新作発表に使いたいって言えば、泣いて喜ぶと思う。じゃあ、後で連絡してみるから少し待ってて?」
そういって電話は切れた。