愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「本当、、、あんたのせいで最悪だ。来いっ、、、、!」
キリッと口元を噛み締め、手首を掴まれその場から引きずられるように連行される。
外に出た瞬間、握っていた手を勢い良くほどかれた。
「こんな事、今日で最後にしろ。それが約束出来るなら話だけ聞いてやる。」
睨みつけられ、吐き捨てるように言葉を掛けられた。
「、、、はい。約束します。」
ようやく彼と話ができると思うと嬉しくて、微笑みながらうなづいた。
「、、、着いて来い。」
彼は小さく呟くと背を向け、スタスタと歩き出す。
置いていかれまいと、短い足で必死に食らいつく。
すると五分くらい行った所で、夜カフェに入っていく彼。