愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


痛い所をつかれ、下を向く。

本当にその通りだ。




でも、、、何故そんなに彼に怒られているのか意味が分からない。

もうほっておいて欲しいのに、助けにまで来てくれて目が覚めて側にいてくれて、抱きしめてくれて、、、。

必死に思い出に出来たと思っていたのに、すぐにこじ開けて入ってこようとする。






そんな彼に沸々と怒りが込み上げてくる。

キっと睨みつけて、真澄も声を上げる。







「そんな事、分かってます!!!!!!私が母親失格な事なんて!!、、、助けていて頂いたことは本当に感謝してますっ、、!でもこれから先の心配は不要です!!!明日で私と貴方はもう夫婦じゃないっ!!!明日からはこのお腹の子の、、ち、父親と籍を入れる予定なんですっ、、、!だ、だからもう、放って置いて下さいっ!!!!!!」



一気に空気を吐き出して、はぁはぁと肩で息をする。

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