愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
それを聞いて、思わず自ら彼に抱きつく。
そして止まらない涙の中、必死に声を出す。
「ふふっ、、おかしな事、、言わないで下さい。、、、あの服が大切なのは、貴方との思い出だからっ、、!この子が大切なのは貴方の子供だからに決まってるじゃないですかっ、、?私にとっても仁さんが大切な人なんです!!!だからっ、、より一層、色んなモノが大切だって思えたんですよっ、、、?」
今まで溜め込んできた感情がどんどん溢れてきて止まらない。
「初めからやり直させて下さいっ。、、、っ、、一目見た時から、貴方は私のミューズです。そして貴方の優しさに触れて、どんどん好きなりました、、!仁さんの事が、好きっ。私だけを見て欲しいんですっ。契約とかじゃなくて、貴方と本物の家族になりたい。ずっと私の側にいて下さいっ、、、。この子と一緒に、、私達を愛して下さっ、、、、!?」
言い終える前に、顔が近づいてきてゆっくりと唇が重なった。
そしてしっかりと抱きしめ返してくれた。