愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
デコボコな夫婦誕生
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翌日、早速昨日の出来事を伝えるべく社長室に行った。
ノックもせずに、ズカズカと入っていく。
「仁、、ノックくらいしなさい。」
ジロリと父親である社長に睨まれるが、そんな言葉を無理して目の前に立つ。
「山下の性を抜けて、結婚相手の籍に入ることにした。山下コーポレーションを退職する。1ヶ月は引き継ぎで残るが、あとは勝手にしてくれ。要件は以上だ。それから、、、今後一切俺に関わらないでくれ。」
真剣な目で息子に声をかけられ父親は、早口でどもりながら叫ぶ。
「な、何勝手なことを言っているっ、、!そんなこと許されるわけないだろう?!第一、いつからお前にそんな相手がいたんだ?!?!私は聞いてないぞっ!!!」
騒ぎ出す父親に溜息をついて、睨みつける。
「今まで親らしい事なんてした事ない癖に、よく言うよ。馬鹿か?あんたに言うわけなけだろ。勝手だと言うならあんたに似たんだな。」