愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


2人掛で片付けると床がようやく見えてきた。

そんな中、奥に綺麗な部屋を見つけた。






近づいてみると、そこには笑顔を見せる3人の遺影と白に布に包まれた3つの遺骨。











本当に独りなんだな。


これだけ有名な〝ShinonOme〟だ。




その人気に妬むものもいただろう。

実際、本当に事件性がないか疑わしい。





ぼんやり仏壇を眺めていると後ろから声を掛けられた。


「49日までは一緒に居たくて、まだお墓に入れられずにいるんです。ちょうど貴方に会いに行ったのが初七日だったもので、、、。こうやって3つも写真が並ぶと異様ですよね。3人が写ってる写真に変えた方がいいでしょうか?」








笑いながら、そんな事を言ってくる。

家族が好きだという割には、やけに淡々としている。



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